最近、あるAVメーカーが、コンビニで売られている成人男性雑誌の表紙を飾っているのをご存じでしょうか。その名は「@プレステージ」。
かなりよく見るこのメーカー。一体、どんな会社なのか? AVライターの大坪ケムタさんにお聞きしました。
「プレステージは、2002年ごろに出てきたインディーズ系メーカーです。そもそも経営陣がAV畑の人間ではなかったらしく、それまでのAV界の常識にとらわれない戦略を打ったんですよ」
具体的にいうと、どんな戦略を?
「当時は、3人くらいの企画系女優の抱き合わせAVが主流でした。しかし彼らは、異常なほど面接を繰り返し、超カワイイ子を探し続けたんです。『登場するのは1本につき1人。基本、AVに出ていない子』にこだわったんですね。しかも内容は、女優が違うだけで構成がほぼ同じ。シリーズ作品によってフォーマットを固定したため、新人でも同じクオリティの作品が撮れる、というシステムを作り出したんです」
そういった“一定のクオリティ”“女優のハズレがない”という信用を勝ち取り、売り上げを伸ばしたそう。にしても、なぜ、ここまでコンビニで見かけるんです?
「そこがすごいところです。彼らは、出版社に自社の作品の写真や映像を、他のメーカーではまずやらない激安値段で大量に貸し出したり、雑誌の企画で応募者全員にDVDをプレゼントしたりするんです。それだけ多くの作品を提供しておきながら、雑誌へのレンタル代をほぼ捨てるようなマネ、普通はできませんよ。出版社側としては、激安でレベルの高い子の画像や映像が大量に手に入るため、1冊丸ごとプレステージの特集雑誌を簡単に作れる。この状況に様々な出版社が続いているのが現状です」
徹底した質の向上、クオリティを一定に保つシステム、そして惜しみない広告戦略…。これは今晩、プレステージのビジネスモデルを研究するために、じっくりと観賞しなければ!